ロスフラワーで、花をもっと、暮らしの近くに。

フードロスゼロなどさまざまなサステナブルアクションが叫ばれるなか、東京の駒沢と神楽坂に店舗を構える「 #flowership 」は、フラワーショップとしては珍しい、ロスフラワーの生花をメインに取り扱うお花屋さんです。

 
「#flowership」の代表の塚田さん。
花束にしているお花は、市場で売れ残ってしまったロスフラワー 。
お店で取り扱うお花のうち、8〜9割がロスフラワーというユニークな生花店。

そもそもロスフラワーとは、どんなものを指すのでしょうか? 
「破棄される花をすべてロスフラワーと呼んでいますが、当店がメインで取り扱っているのは、市場で出てしまう過大在庫になります。」
そう話すのは、#flowershipの代表である、塚田茉実さん。

 
「お花の市場でどうしても売れ残ってしまうお花がある。当店ではそのお花を買い取りをしています。
手に取りやすく、わかりやすい価格で、お客様に日常使いしてもらえたらいいなって」(塚田さん)

もともと海外生活が長かった塚田さん。高校時代にバレンタインや各イベントごとでお花を贈り合う文化を間近に経験し、お花を取り入れるライフスタイルを通して感じた心の豊かさ。
帰国後、日本でももっとお花を贈り合うこと、花を楽しむ暮らしが身近になってほしい……。
そんな思いからスタートしたのが#flowershipです。

今、店頭で取り扱うお花のうち、8〜9割はロスフラワー。
季節によって、取り扱う種類はもちろんバラバラ。
日常的に楽しんでほしいからこそ、手に取りやすく、わかりやすい価格を実現しているそう。

 
夏場は気温の変化でお花の持ちも悪くなりがち。
「普段なら2週間に1回買うお花を、本数を減らして1週間に1回楽しんでみると、『枯らせちゃった』という罪悪感が少なくなるはず。
本数を減らして1週間持ったら自分を褒めてあげる、そんなふうにお花を気軽に日常に取り入れてみてはどうでしょう。
お水を毎日替えるのは忘れずに!」(塚田さん)

「とにかく、花を暮らしに取り入れてほしい、お花を楽しむことを習慣にしてほしいということが最初の目的でした。
たとえば日曜日の朝に、朝食とともにお花を買いに行く。そんな習慣を日本で作っていけたらいいなと思っています。

その先の未来に、買取できるロスフラワーがどんどん少なくなっていって、わたしたちがロスフラワーを取り扱わなくなるタイミングが来たとしたら、それは逆にとてもポジティブなことだと感じていて。

今は、お花を買うという選択をするときに、『せっかくならここでロスフラワーを買おう』と、どこから来たのか、その背景に共感してくださる方が増えたらさらに嬉しいなと思っています」(塚田さん)

 
「コーヒー一杯買いにいったり、パンを買いにいくように。
お花を買いに行くことがもっと日本人の暮らしに浸透して、習慣のひとつになったら素敵ですよね」と話す塚田さん。

そんなフラワー業界でサステナブルなアクションに取り組む塚田さんを講師に招き、#flowershipのロスフラワーを使ったワークショップをTHREEで開催中。(7/6〜8)
環境に配慮しながら、暮らしも豊かになる。THREEと#flowershipがタッグを組んだ、感性を磨くひとときをお楽しみください。



 

Profile
塚田茉実さん(#flowership代表)
Instagram: @flowership_official
幼少期をスコットランド、学生時代を日本、カリフォルニアで過ごす。大学卒業後、株式会社リクルートにて、人材採用コンサルティングに従事。多くの業界や企業の課題を採用という面から解決する。自らの「願望」である花業界の課題解決を行うことを目的とし、サスティナブルなフラワービジネスサイクルを作るべく2021年12月にロスフラワーを取り扱う生花店として「#flowership」を東京・駒沢にオープン。