#039_1「肌から変わる、春。」THREEトップスキンケアスペシャリスト 秋山裕美のスキンケアメソッド

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春は、何かが「はじまる」季節。もしくは、何かを「はじめる」季節。環境の変化が待っている人もそうでない人も、春の中で新しい自分に出会えるように、今月のFeaturesがお届けするのは「プロの美容ライフスタイル」。THREEのスキンケアとメイクの達人が、自身が行っているスキンケアとメイクのメソッドをすべてお見せします。 いつもの美容習慣にプロが実践する一手間を加えて、自分の中に新しい美しさを芽吹かせてみませんか?

1回目の今回は、THREEシニアホリスティックケアスペシャリストの秋山裕美が365日実践している「愛情と優しさいっぱいのスキンケアメソッド」をご紹介します。

秋山 裕美 (THREEシニアホリスティックケアスペシャリスト)

自分の肌を知ること。

「美しい肌のためにしている習慣……。そうですね、肌の観察は毎日怠らないようにしています。洗顔をした後やお風呂上りに、明るい場所で鏡に近づいて肌をジーっと見るんです。そうすると生理前のプツプツができそうな場所や、花粉の刺激で肌の様子が変わってきていることなど、小さな変化に気づくことができてトラブルを防ぐことができます。 その気づきの内容によって……たとえば皮脂が気になったらクレイマスクをしたり、乾燥が気になったらローションマスクをしたり。肌が荒れていたらバランシング ホワイトクリア エッセンスの量を増やしたりと、肌の状態に合わせてスキンケアをカスタマイズしています」

洗顔から保湿まで、朝のスキンケアは平均して大体20分。クレンジングやスペシャルケアもする夜のスキンケアは、それ以上の時間をかけているという秋山さん。「もう習慣なので」と、徹底して丁寧な毎日のケアを億劫に思うことはないそうです。 そんな秋山さんが実践するスキンケアのポイントを、クレンジングから順番に教えてもらいました。

一番のこだわりは、洗浄ケア。

汚れが残っている肌に水分や栄養を与えても、効果は半減もしくはマイナス。だからこそ、秋山さんのクレンジングと洗顔に抜かりはありません。

まずポイントメイクアップ リムーバーで目もと・眉・唇のメイクを落としてから、顔全体のクレンジング。バランシング クレンジング オイルをあご先、頬、鼻、おでこなどに“点置き”してから、指先で小さな円を描くようにして洗っていきます。メイクを絡め取ったオイルが肌の上を行ったり来たりしないように、顔の下から上に向かって、一方通行でクルクルと。 「クレンジングオイルの使用量は通常3プッシュ程度なのですが、私はクレンジングの途中でさらに2~3プッシュ分追加しています。その理由は、肌の上にオイルの膜をたっぷりと張り、指が肌に触れないくらいの優しさで洗いたいから。オイルを肌の上で転がすような感じですね」 続く洗顔も、クレンジングと同様に“肌に泡しか触れない”ほどの優しさで。顔中を覆うたっぷりの泡は、パイ投げのシーンを連想させるほど(笑)。「THREEと出会ってから、“指ではなく泡で洗う”ように意識しはじめました。そうしたら鼻の黒ずみや角栓までしっかり取れるようになったことに気づいたんです」

足りるまで、少しずつゆっくり浸透させる。

朝晩の“肌の観察”の後、その時の肌に必要なアイテム・必要な量を見極めるのが秋山流。「春前から、花粉の影響で毎年肌が荒れやすくなるんです。そろそろだなと思ったら、保湿重視の冬のケアから、肌を落ち着けかせる春のケアにシフトしていきます。私の場合、バランシング ホワイトクリア エッセンスを多めに使うようになりますね。パチョリの香りがすーっと鼻を抜けると、巡りがよくなるような感じがするんです」

保湿アイテムも、基本的には“量多め”。「結構しつこくつけますね(笑)。たとえば乳液は、4プッシュくらい使っています。一度に浸透させようとするのではなく、1プッシュずつ、薄くつけて浸透させていくんです。そうすると、日によっては少ない量で済んだりも。使う量によって、自分の肌の状態を確認できるんですね」 これまで多くのお客様と接してきて、『敏感肌だから(肌に刺激を与えないように)最低限のスキンケアしかつけない』という方もいらっしゃったのですが、お肌の状態を見たりお話を伺ったりしていると、実はケアのステップや量が足りていないことが肌荒れの原因であることも。肌が敏感な状態である方こそ、洗顔、保湿、そしてこれからの季節は特にUVケアまで、入念にされることをおすすめします」

スキンケアだけでは足りないこと。

「お肌だけキレイにしようと思っても、それは無理なこと。からだの状態やライフスタイルが肌には絶対に表れてしまうから、肌だけではなく、からだや心のケアも大切なんです。私の場合だと、特に食事には気を使うようにしています。生の野菜を多く摂るようにしたり、野菜やたんぱく質たっぷりのお弁当を作ったり、間食はドライフルーツにしたり。グリーンスムージー、チアシード、甘酒など、話題になるヘルシーフードも大体試してきました(笑)。

THREEのインナーケアでは、インカインチのオイルサプリベルガモットのオイルサプリを飲んでいます。スキンケアとは反対で、インナーケアの量は少し控え目に。インカインチのサプリは通常6粒のところ、自分のからだに合わせて私は3粒だけ。ベルガモットのサプリ3粒と合わせて、忘れないように朝に必ず飲んでいます」

美しい肌とは。

「私が定義する“美しい肌”とは、清潔感のある肌。そして、丁寧に暮らしていることを感じさせる肌です。毛穴の汚れや肌のごわつき、乾燥、くすみなどは、基本的なケアができていないときに生じるもの。また、やはり食生活は必ず肌にでますね。スキンケアも食生活も、すべてを完璧にするのは無理かもしれませんが、少しでも良くしよう、出来る範囲でやってみよう、そんな姿勢が大事だと思っています」 まるで肌を可愛がるように、丁寧に優しく行われていた秋山さんのスキンケア。アイテム選びも大事ですが、使い方次第でも肌はぐんと変わりそうですね。肌と対話するように行うスキンケア、この春からの新しい習慣にぜひ取り入れてみてください。 次回はTHREE専属メイクアップアーティスト菊池文香が、自身のメイクのこだわりと春のメイクアドバイスをお届けします。お楽しみに!