2018 August-September Issue に寄せて

2018 Aug-Sep Issue に寄せて

こんにちは、THREE TREE JOURNALです。 突然ですが、みなさん。 「今日の自分のメイク」、気に入っていますか?   THREE TREE JOURNAL、8-9月号のテーマは「粧う(よそおう)」。 「今日のメイクもいい感じにできた!」という方も、 「実は最近メイクがあまり楽しくない」という方も必読の、 今すぐ試してみたくなるようなメイクの新天地をお届けします。 2ヶ月間に渡って順に記事をアップしていきますので、 ぜひ頻繁にサイトへ遊びにいらしてくださいね。 (新しい記事は基本的に水曜日にアップしております。)
さて、今号のテーマに掲げた「粧う(よそおう)」について。 定義としては「装う」と同じで、 「外見を飾ること」や「事実でないことを事実のように見せかけること」 などを意味します。
「よそおう」と耳で聞くと、 現実よりもよく見せたり、本当の姿を隠したりと、 少しネガティブな言葉の印象を受けませんか? 「女は化粧でバケる」なんて、揶揄されることもあります。 でも、うーん……?  一人のメイク愛好者として、そしてTHREEのメイクをお届けする一員として、 「よそおう(化粧をする)」≒「いつわる」 という発想に対しては、大きく「否!」と主張したいのです。 なぜならメイクとは、ファッションと同じく、 「自分の頭の中にいる自分を、自由にアウトプットできるツール」 だと思うから。 持って生まれた身体の造形こそが「本来の自分」なのか。 今を生きる自分の内面こそが「本来の自分」なのか。 どちらも正しいし、どちらの自分も確実で尊い存在、だと思いませんか? 外見も内面も、どちらも自分。 形も心も、どちらも本物。 だからどちらも押し殺すことなく、 メイクで、ファッションで、言葉で、あらゆる表現で、 その個性を引き出し高め合うことが、「魅力」というものなのではないかと。 一つの結論として、やっぱり「バランス」なんですよね。
本来の自分の魅力を表現するツールの一つとして、さぁメイクの出番です。 心配しないでください、失敗したら洗い流せばいいのですから(笑)。 自分の内面を外側に引き出す。だから一層自分らしくなれる。 そんな粧い(よそおい)を、今号のTTJと一緒に開拓していきましょう!
先日の地震と豪雨による被害を受けられた地域の皆様にとっては、 過酷な暑さが一層厳しい夏の最中と想像し、胸を痛めておりますが、 THREE TREE JOURNALの記事やTHREEの商品が ほんのわずかにでも皆様の心の安息となれば幸いです。 心よりお悔やみとお見舞いを申し上げ、 1日も早く穏やかな日々が戻ってこられることをお祈りいたします。 どなたの心の中にも、素敵な夏の思い出と、美しい秋への入り口が見つかりますように。  
2018.8.1  THREE TREE JOURNAL   Graphic character by HIROSHI KIYOTA