“POLYMORPHIC PERSPECTIVE”

この場所を訪れる人々が心を解放し、五感を通じ、
いつもとは違う視点から物事を見つめ感じとることができる。
そんなパーソナルな体験を
ひとりひとりにお届けできる場として、
空間デザインとコンテンツを一新。

物事は捉え方によって見え方や意味を変え、新しい行動と柔軟な思考によって、
自分を取り巻く世界はいつでも更新されていくもの。
点と点をつなぐ距離、角度、そして時間。
ひとりひとりの「感性の可動域」を広げるように、
多形的なアプローチで
「新たなる自分との出会い」へお誘いします。

その人はやって来る
樹々たちが葉を広げたような嵐雲に影をかけるように

名もない人が描いたその後ろ姿は八月の透けるような光
その暑さへと向かうけれど
木陰の涼しさは季節の移ろいをそっと知らせてくれる

あなたは見えない何かを見終えて
それでもまだ、見ることを想う
公園で陽を浴びる魚、鳥、果実たち
その反射光を集める空っぽの瓶のように

その人はやって来た そこにあなたはいないのに
どんな言葉も聞かず農場の片隅でたくさんの糸を紡いだなら
その影でただ横たわるだけ