THREE ESSENTIAL SCENTS R〈 SPECIAL INTERVIEW Vol.1 〉
クリエイティブディレクター・市川渚
マインドに寄り添うアロマフレグランス「エッセンシャルセンツ」が、香りと装いをさらに進化させてリニューアル。その愛用者でもあるクリエイティブディレクター・市川渚さんに、「エッセンシャルセンツ」の魅力、香りとの付き合い方について聞いた。
香りはなくてはならない空気のような存在
—普段、香りをどう取り入れていますか?
仕事場であるアトリエは、1日の大半を過ごす場所なので、集中できるだけでなく、落ち着く空間づくりを大切にしています。そのために重要なのが「香り」です。ディフューザーや香水を使って、空間や自分自身に香りを纏わせています。自宅でも、溶岩にフレグランスオイルを垂らしたり、洗面台やベッドルームに違う香りの香水を置いて、支度中や寝る前にそれぞれの香りをシュッとひと吹き。いろいろなかたちで香りを取り入れています。
—市川さんにとって、香りはどんな存在ですか?
気がついたらそこにある「空気」のような存在だと思います。そしてその存在は、私たちの気分やコンディションにそっと寄り添い、影響を与えてくれる。自宅やアトリエ、カバンの中など、いたるところに香りのアイテムを置いていて、シャキッとしたいとき、ぼーっとしたいとき、眠る前など、気分を切り替えるスイッチとして特に役立っています。仕事柄、視覚的に情報を扱うことが多く、考えている時間も長いので、香りはあらゆるものから自分を解放し、リラックスさせてくれる、もはやなくてはならない存在です。
これまでも、これからも好きな香り
—リニューアルした「エッセンシャルセンツ」はどうでしたか?
もともと「エッセンシャルセンツ」を愛用していて、00 WRITTEN IN STONE、02 DAYS IN THE TREES、05 AFTER THE RAINがお気に入り。リニューアルで香りの持続性が高まり、容量も増えたと伺ってすごく嬉しいです!新たに加わった01 LIKE A FLOWERは、これまで自分ではあまり手にとってこなかった花の香りですが、野花を感じさせるようなユニセックスな華やかさが私好み。またお気に入りが増えそうです。
—お気に入りの使い方はありますか?
出かける前はもちろん、髪を乾かす前に首元へ「エッセンシャルセンツ」をひと吹きしてからドライヤーを使うと、苦痛だった長い髪を乾かす時間が、香りを堪能できる心地よいひとときに。それは今後も続けていきたい習慣です。寝香水としても引き続き愛用しています。レイヤードも楽しめるので、気分に合わせて重ね付けするのもいいですね。どれを組み合わせても、ベースがゼラニウムなので素敵に重なり合うはずです。
—特に好きな香りは?
以前から使っている、00 WRITTEN IN STONE、02 DAYS IN THE TREES、05 AFTER THE RAINはもちろんですが、今日の気分は01 LIKE A FLOWER。カラッと晴れた朝だったので、軽やかに甘く、爽やかさもあるこの香りと一緒に出かけたいな、と。ふと風が吹いたとき、その香りが鼻をかすめて、気持ちも表情も上向く…。そんな姿を想像すると、ワクワクします。
香調にもクリエイションにも惹かれて
—香りが、仕事に作用することはありますか?
直接的にというよりは、インスピレーション源になることはあります。例えば“きらきらと輝く海の香り”や“蒸しっとした湿度のある土の香り”といったイメージを体感したいとき、似たような景色を探して出かけてみたり。実際に同じ香りがするわけではないですが、空間や雰囲気からイメージが膨らんでいくんです。00 WRITTEN IN STONEは、香りのない石が着想源というのもおもしろいですよね。新しいクリエーションに触れると、刺激をもらえます。
—市川さんの考える自分らしい香りとは?
最近は、天然香料や精油を使った香りが心地よく感じられます。エッセンシャルオイルを部屋で焚くこともあるのですが、その日、そのときの気分で直感的に選ぶことが多く、「エッセンシャルセンツ」の選び方と同じだな、と。自分をこう見せたい、という“装う香水”ではなく、今日はどんな香りに包まれて癒されたいかという“自分に寄り添う香水”のような感覚。「エッセンシャルセンツ」の自然体な香りが、今の私にベストです。
市川 渚(クリエイティブディレクター・写真家)
ファッションデザインを学び、海外ラグジュアリーブランドのPRを経て独立。感性とロジックを行き来しながら、ブランドやサービスの世界観や体験づくりに関わっている。近年は写真を軸に、映像や言葉を通じて、活動の幅を広げている。
@nagiko